秘史2

ari-chin2009-11-10

久々の更新。
随分前にドラゴンランス秘史『ドワーフ地底王国の竜』を買って読んだ。実際には2冊目の『青きドラゴン卿の竜』が届いてから読んだのだが…。

まぁ、読みやすかった児童書のドラゴンランスはともかくとして…このシリーズこんなに面白かったっけ(笑)???
もう辞書みたいな厚さの本(ハリーポッターみたいな)で電車内で読むのに全く適していないのだが、面白さの火が付いてしまい貪るように読み続けている(昨晩も3時過ぎまで…眠い・笑)。
これら’秘史’は’戦記’の間を埋めるエピソードを綴っているのだが、初版の文庫本の’戦記’を読んでいた中学生の頃は、表紙絵に惹かれたのと当時夢中になってたTRPGへの情熱で読み進めていたようなモノで、文体も硬く物語の内容は面白いのに読むのは正直シンドかった(ソコらへん何度かこの日記でも書いているが)。やたら詩ばっかりあって難解で読むのが退屈だったな〜なんて(笑)。
それから四半世紀経ち、いいトシこいたオッサンになって(苦笑)理解できるようになったのか、登場人物が活き活きと表現されているように感じる。
フェアル=サスなんて戦記では、激弱ドラゴン卿のような描写というか印象があったけど(ショボイ挿絵でローラナに倒されてなかったっけ?)、めっさ強くて’悪’なのにすごく魅力的に感じた。
’戦記’ではアッサリな記憶だった氷壁での戦闘の描写も重厚で、相当な激戦だった様子が克明に描かれており、これまたアッサリと最強の味方のソス卿を手に入れたような印象だったキティアラも瀕死の状態でソス卿と対峙した様子が描かれていた。
今までにもあった軽い外伝的なノリかと思いきや、物語の本筋にも負けないぐらい重い読み応えのある作品だった。

さて、次はレイストリンのお話。これまたベールに包まれていて想像・予想するしかなかった部分の物語だが、この感じでいくとかなり満足度の高い内容になりそうでかなり期待!!